@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000116, author = {Kimura, Kentaro}, journal = {人間文化研究}, month = {Jan}, note = {本論文の目的は、イギリスを代表する詩人の一人であるジョン・ダン(John Donne)の語彙に関する傾向を分析することである。そのために語彙構成を語源的観点から分類することが主な作業となる。英語語彙の歴史的特性は、ゲルマン系語彙の基礎の上に、古典語系の語彙が大きく重なり重層性をなしていることにある。この二重構造の語彙の使用法が、ダンにおいてどのような表現上の効果を示しているかを分析した。調査の方法として、いくつか重要な作品を選択し、それぞれの詩における単語の語源の数を調べ、その比率求めた。調査の結果、一般的な語彙の傾向において、ダンは古典語系の言葉を多く用いるがあること、又、各々の詩により比率が大きく異なることが明らかとなった。ゲルマン語系の言葉が多用される「Break of Day」、反対に古典語系の言葉が多用される「Holy Sonnet 9」などの詩を分析することにより、彼が詩の内容に適応させ語彙と文体を変化させていることが示される。彼は言葉の特徴を語源に関わらず最大限に利用することに興味を持ち、彼の詩における独特の特徴であるコンシートの詩的効果を生み出すために、言葉の特徴を十分に吟味し、選択しているのである。}, pages = {109--120}, title = {John Donne's Poetic Diction}, volume = {1}, year = {2003} }