@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00001173, author = {藤井, 尚子}, journal = {芸術工学への誘い}, month = {Mar}, note = {絞り加工(以下、「絞り」と表記する)の「折り」や「たたみ」、「ひねり」や「括り」は、模様を表す防染技法にまつわる行為である。一方、日本のかたちにおけるそれは、かたちを変容させる手段であり、さまざまな機能をもたらす。屏風やおひねり等、日本人の生活美学とともに展開されてきた。 本論は、折りやひねりにまつわる日本の美意識より絞りのかたちの本質を、神代雄一郎『日本のかたち』の分類を手がかりに、材を加工する「折り」や「たたみ」、「ひねり」といった動作的衝動性がもたらす、それぞれのかたちの特徴と機能に着目し、さらに、その文化的特性の背景の一つにある、「うつろい」や「しまい」という日本独自の美意識を明らかにする。その上で、その意義を今日のデザイン事例と照らし合わせ、かつ、執筆者が取り組む病衣デザインに展開することで、伝統的な絞りの今日的活路を見出すとともに、かたちと一致する機能と、それにともなう美意識の視点から、絞りの新たな可能性について言及するものである。}, pages = {67--77}, title = {「かわりのかたち」にみる日本の絞りの独自性 : かたちの機能と美意識を応用した絞りの病衣を事例に}, volume = {19}, year = {2015} }