@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00001279, author = {谷本, 一志}, issue = {1}, journal = {オイコノミカ}, month = {Oct}, note = {本研究は,耕作放棄地の発生メカニズムとその解消方策の現状を解明するとともに,今後に残された課題を経済学的に考察した.耕作放棄地問題は,排他的土地私有制の限界性を表出したものである.今まで大量に滞留してきた耕作放棄地を「自ら耕作すべきとした」農地法の下で黙認してきたことは確かに再認識する必要があろう.地域の担い手創設と次世代への継承という課題は,単なる個別経営の問題というより地域の問題でもある.同時にそれは耕作放棄地対策でもある.兼業深化,高齢化,土地持ち非農家や相続等で取得し不耕作地主化した場合でも,地域農業における農地保全の役割と責務とを意識として希薄化させないこと,農地の有効利用と保全管理に向けた地域の合意形成などの機運が高まりつつある.耕作放棄地へ向かう農地を「個」に委ねたまま放置するのではなく,市民・住民等の協働,ボランティアの自発的な参画など,「共」の力を結集する途も求められている.}, pages = {35--56}, title = {耕作放棄地の発生メカニズムと解消方策に関する経済学的考察}, volume = {52}, year = {2015} }