@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000143, author = {Tsuchiya, Masahiko and 土屋, 勝彦}, journal = {人間文化研究}, month = {Jan}, note = {作家エルフリーデ・チュルダの創作の歩みをたどれば、コンクレート・ポェジーやウィーン・グループを中心とする言語実験派作家たちの影響下に創作を始め、ベルリンに移り住み、同時代の若い作家たちと交流し、80年代のサブカルチャーに遭遇し、政治的なディスクルスの奔流にさらされながら、「虐待」や「家庭暴力」といった社会問題にぶつかり、政治的意識と言語の問題との関係に関心を寄せていくなかで、権力ないしは無力の構造から切り離しえない表現としての言語を主たるテーマとする諸作品が生み出されていったことが看取できる。彼女は、言語を基本的な主題にすえつつも、反カトリシズム、反家父長制、フェミニズム、セクシュアリティ、言語喪失者としての殺人者・倒錯者、エスノグラフィカルな自己探求、紋切り型のモンタージュとして構成される物語性の解体、知覚の深部に降り行く詩論的再構成、ミニマリズムとしての和歌・俳句などの主題を、自己イロニーと諧謔、風刺、暗示性を含むテクスト群に結晶化させ、前衛的かつ音韻的なリズム感を持つ文体を創造している。}, pages = {107--116}, title = {Uber avancierte sprachskeptische Ansatze, zu Sprache geronnene Macht oder Ohnmacht, die Ruckkehr des Archaischen ins Triviale und den japanischen Waka als Rebellion gegen das "Interessante" : Gesprach mit Elfriede Czurda}, volume = {4}, year = {2006} }