@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000165, author = {Yonese, Haruko and 米勢, 治子}, journal = {人間文化研究}, month = {Dec}, note = {1980年代に増え始めた新来外国人は90年代に急増し、地域社会で暮らすようになった。彼らに対する日本語教室がボランティアによって全国各地で開催されているが、その活動について議論されるようになったのはこの10年あまりである。日本語教育の専門家からは、地域日本語教室における活動はボランティアと学習者による相互学習であり、共に育む地域づくりをめざすものと位置づけられているが、筆者が知りえた地域日本語教室の活動実態とは一致しない。本稿では、ボランティアがかかわる地域日本語教室の類型化を試みることによって、その現状と問題点を明らかにする。まず、主催者やボランティアの特徴を設立経緯との関わりから述べる。次に、学習者の特徴を日本語能力、日本語使用環境、生活環境、滞在予定期間などの違いから述べ、地域日本語教育から取り残されている外国人住民の存在を明らかにする。さらに、地域日本語教室にかかわる人々が、活動目的、開催場所・日時、活動内容・方法・形態をどのように規定しているかについて考察し、地域日本語教室の持つさまざまな特徴が、相互に規定しあうことによって固定化し、相互学習の機会を阻害していることを述べる。最後に、多文化共生社会を構築するための地域日本語教育の課題と方向性について言及する。}, pages = {105--119}, title = {「地域日本語教室」の現状と相互学習の可能性 : 愛知県の活動を通して見えてきたこと}, volume = {6}, year = {2006} }