@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000166, author = {安林, 奈緒美}, journal = {人間文化研究}, month = {Dec}, note = {筆者は日々筆者自身が無自覚に行っている「健康相談活動」がナラティヴ・セラピーに非常に酷似している事実を発見した。そこで、本研究では筆者自身の実践事例をナラティヴ・セラピーの視点から分析することによって第三者には見え難かった養護教諭の行う「健康相談活動」の言語化、相対化を試みた。その結果、筆者の「健康相談活動」の核になっているものは、まさしくナラティヴ・アプローチであることが証明された。次に「健康相談活動」におけるナラティヴ・アプローチの効果の評価を試みた。評価方法は、質問20項目からなる筆者独自の質問紙を考案し生徒自信が回答するという形式を用いた。その結果、課題として生徒自身の自己回復力の向上スキルとしてナラティヴ・アプローチを習得する(質問紙の評価項目No.20に該当)には至らなかった点や、ナラティヴ・アプローチの効果を保健室以外の場所でも持続させるためには担任教諭をはじめとした学校全体へのナラティヴ・モード(筆者による仮称)の浸透の必要性等の点が残ってはいるが、生徒においては、大方効果が高いことが判明した。以上のことから、保健室の空間の特質や資源(ベッド、薬、体温計等)を活かしながら、子どもの体と心の問を行きつ戻りつしながら、ナラティヴ・アプローチを実践することは養護教諭の重要な任務であることが本研究にょり示唆された。}, pages = {121--135}, title = {「健康相談活動」におけるナラティヴ・アプローチとその有用性}, volume = {6}, year = {2006} }