@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00001990, author = {Yamada, Atsushi and やまだ, あつし}, journal = {人間文化研究, Studies in Humanities and Cultures}, month = {Jan}, note = {日本企業はどのようにして敗戦により一度撤退した旧・植民地である台湾に再進出を遂げたのか。本論は、1950年代前後における日本企業の台湾再進出の事例として、車両工業すなわち鉄道車両製造業の事例を、初歩的に検討したものである。 日本の車両工業が戦後台湾に再進出できたのは、台湾鉄道の規格という日本が植民地時代に設定したルール、そして台湾で車両工業が育成されなかったという日本の政策が影響していた。さらにアメリカの日本占領政策が車両工業を解体するのでなく、軍需産業の民需転換を認め、輸出奨励をするなど、車両工業を生存し拡大させる方向で動いていたことも見逃せない。日本車両工業から見た台湾の位置付けは、企業経営の屋台骨を支えるほどのものではなかったが、1970 年代初頭まで車両輸出を継続できた得意先であった。}, pages = {155--166}, title = {1950年代における日本車両工業の台湾再進出}, volume = {29}, year = {2018} }