@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000204, author = {宮本, 佳範}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {現在、環境教育(特に自然保護教育)として自然との触れ合いを中心とした活動が広く行われている。しかし、日本において環境教育を称する活動が広まっていく過程を考えると、自然と触れ合うことに環境教育としてどのような意義があるのかに関する認識が曖昧なまま「自然との触れ合い=環境教育」という図式が自明のものとして受け入れられ、実践されてきた感が否めない。この状況について、環境にかかわることをやっていればやること自体が意味あるように思われてきた、自然体験そのものが自己目的化してしまっている、といった批判がなされている。これらの問題を踏まえ、本稿では、レジャーや日常生活において自然と触れ合う場合と環境教育として自然と触れ合う場合の差異を検討し、その上で環境教育として自然と触れ合う活動を行うことの意義について考察した。その結果、多くの人が少なくとも表面的には自然保護に賛成している現在、「自然に対する愛情を育む」といった目標を掲げて自然と触れ合う機会を提供するだけでは環境教育としての独自の意義がいかに乏しく、期待にそぐわないものであるかが明らかになった。そして、あらためて環境教育が独自に担うべき内容は何か(環境教育を特徴付ける要素は何か)を考え、その視点から環境教育として行われている自然と触れ合う活動の内容を見直す必要があることを指摘した。}, pages = {69--81}, title = {自然との触れ合いの環境教育としての意義に関する一考察 : レジャーおよび日常生活における自然との触れ合いとの比較から}, volume = {9}, year = {2008} }