@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000207, author = {石田, 美知}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {看護師の死生感は、看護者自身を支える職業的価値をもち、看護の質に大きく影響を及ぼすといわれている。したがって、看護基礎教育の早い段階から看護学生の死生感が育まれる教育が重要となる。そこで、本研究では、アンケート調査によって看護学生の死生感の実態を捉え、死生感構築のために具体的にどのような教育的アプローチが必要であるかを考察した。その結果、1)教員は学生の死のイメージをありのままに受けとめ、「なぜ、そのように感じるのか」という自己の内面と向き合う時間を創りだすことが必要であること。2)教員は、学生が互いの体験世界を共有できる場を作り、幅広く生と死に関する認識を持てるように支援していくことが必要であること。3)教員は、学生と共に「生と死」を考えていく姿勢をもつことで、学生が自己の死の主観化を完了できるように導くことが重要であること。4)教員は、学生が自分自身の死をイメージすることで、残された生の時間をどのように生きるのか、どのように生きたいのか、このような問いについて考える時間を創ることが大切であること。5)学生は生命の誕生を尊いものと捉えており、自己の生を肯定的に受けとめていることから、教員は、"学生が生きていることが素晴らしい"と実感できる教育方法・内容を提示していくことがもとめられること等、11項目の死生観構築における教育的示唆を得ることができた。}, pages = {111--126}, title = {看護学生の死生観構築を目指した教育の一考察}, volume = {9}, year = {2008} }