@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00002560, author = {Amaya , Yuko and 天谷, 祐子}, journal = {人間文化研究, Studies in Humanities and Cultures}, month = {Jan}, note = {本研究は、小学校高学年から中学にかけて、約半数の人に見られる「私はなぜ私なのか」という問い―自我体験―について、経験された後も継続して考え続ける人とそうでない人の間で、構造拘束的体験様式を持つ傾向が強いかどうか、また状況依存的記憶が活性化されやすい状態にあるかどうかに違いがあることを検証するため、大学生を対象として質問紙調査を行った。その結果、自我体験未経験群や自我体験経験終了群よりも、自我体験経験継続群が構造拘束感について有意に高い結果となった。また自我体験経験者のみにおいて、自我体験経験継続群と経験終了群の間で、状況依存的記憶得点について、自我体験経験継続群の方が有意に高い結果となった。これにより、自我体験の経験が継続と構造拘束的様式の活性化に関連があることが示され、その場合不適応的な症状につながる可能性が示唆された。さらに自我体験の経験に関わる記憶表象は、自我体験継続群に関してはトラウマ性の記憶に近いメカニズムで説明できる可能性が示された。今後は自我体験の経験の継続とそれに関わる変数の間の因果関係を明らかにしていく必要がある。}, pages = {203--210}, title = {自我体験経験の継続と構造拘束感・状況依存的記憶の関連}, volume = {33}, year = {2020} }