@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00002793, author = {市岡, 聡}, journal = {人間文化研究, Studies in Humanities and Cultures}, month = {Jul}, note = {『法華験記』は、冒頭の序で〈口伝〉を録することの重要性を記している。本文を見ると、〈口伝〉であることを示す種々の語、たとえば、「故老伝」や「不記」などが存在しており、〈口伝〉が基礎であると考えられる内容を持つものもある。また、同記に掲載される勧進を目的とした説話は、説法という口頭の世界を背景に持っていて、遊行の僧によって比叡山にもたらされ、『法華験記』に記されたと考えられる。本稿では、以上のような点を考察することで、『法華験記』の説話蒐集方法の一つである〈口伝〉とその録について論じていく。}, pages = {124--140}, title = {『法華験記』における口伝と録}, volume = {34}, year = {2020} }