@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000287, author = {大野, 裕美}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {本研究の課題は、今後のがん相談支援のあり方を探究するために、近年、注目を集めているがんピアサポートのピアという当事者性に焦点をあてて、その特徴を明らかにすることである。がん相談支援室とがんピアサポートのフィールド調査の結果から、両者の差異は相談に対する意識の違いによるものであることが抽出され、ピアの特徴は、がんの体験という共通基盤を核とした以心伝心的な、互いに支え合う相互交流の関係であることが明らかになった。また、ピアサポートは、サポーターにとって今までの自己体験の整理を行い新たな気づきを得る行為であり、相談者にとっては上位一下位の関係でない、がん体験を共有する仲間からの助言を受ける行為であった。そして、今後の課題として、相談支援室とピアサポートの役割を明確化したうえで、相互補完の関係であることを意識していくこと、その為の教育カリキュラムが必要であることを提言した。}, pages = {11--25}, title = {がん相談支援におけるピアサポートの意義 : ピアの特徴に焦点をあてて}, volume = {13}, year = {2010} }