@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000305, author = {古山, 萌衣}, journal = {人間文化研究}, month = {Feb}, note = {2007(平成19)年4月1日、「学校教育法等の一部を改正する法律」(法80)の施行により、わが国の障害児教育は移行期を迎え、その枠組みは「特殊教育」から「特別支援教育」へと大きく転換が図られた。そこで本稿では、わが国の「特別支援教育」導入に向けた障害児教育改革の経緯について分析を行った。そして改革が残した課題として、わが国の障害児教育政策におけるパラダイムが、今もなお「インテグレーション(統合)」の段階にとどまっていることを指摘した。また本来「特別支援教育」は、世界的動向である「特別ニーズ教育」及び「インクルーシヴ教育」の広まりや、障害状況の多様化を受け、「特別な教育的ニーズ」への対応と並んで、「インクルージョン(包摂・包括)」を志向することが求められたはずである。しかし実際の「特別支援教育」の実施において「インクルーシヴ(包摂・包括)教育」の展開が困難になっている理由としては、市場原理を背景とする教育における能力主義、またそれに基づく競争原理が考えられる。これについて本稿では障害児教育改革における問題点として指摘し、「特別支援教育」の充実のためにはその克服が必要であることを主張した。}, pages = {99--113}, title = {わが国の障害児教育におけるパラダイム変化とその課題}, volume = {14}, year = {2011} }