@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000307, author = {大野, 裕美}, journal = {人間文化研究}, month = {Feb}, note = {本稿は、がん治療前の人達へのピアサポートをフィールドワークによる質的研究から分析し、がん治療前サポートにおいてピアサポートが有用であることを示したものである。結果として、コアカテゴリが5項目、サブカテゴリが13項目抽出された。ピアサポートはがん体験という《共通体験を介した関係》による、《壁のないコミュニケーション》を基底とした《がんの多層的苦悩への寄り添い》によるケアリングであった。《がんの多層的苦悩への寄り添い》は自分のがんと向き合う契機となり、《ピアサポートの継承》へとつながった。また、《がんの多層的苦悩への寄り添い》は《医療知識の必要性》を認識させた。以上からがんピアサポートの役割は、医療者とがん患者をつなぐ橋渡しとしての【つなぎ機能】としてがん患者支援に有用であることが明らかになった。今後の課題として、がんピアサポーターの位置づけを明確にする為に資格化が必要であること、その為の養成カリキュラムの標準化が急務であることを提言した。}, pages = {129--141}, title = {がん治療前サポートにピアサポートは有用であるか : フィールドワークによる質的研究}, volume = {14}, year = {2011} }