@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000315, author = {Tsuchiya, Masahiko and 土屋, 勝彦}, journal = {人間文化研究}, month = {Feb}, note = {クロアチア出身のドイツ語作家マリカ・ボドロツィックとハンガリー出身のドイツ語作家テレーツィア・モーラにインタヴューし、母語とドイツ語との関係、文学言語として選択したドイツ語へのスタンス、アイデンティティの揺れ、ドイツ「国民文学」に対する立場などについて意見を求めた。ボドロツィックは、アイデンティティの不安定性と多様性を武器にして、詩的な言語空間を開くことによってドイツ語表現自体の更新・革新を目指す。モーラの場合は、バイリンガル話者として生まれ育った環境から、ドイツ語への違和感は少なく、ドイツ語の革新というよりも明確な言語表現に向かう。ハンガリーとドイツとの文化的距離は中央ヨーロッパとしての文化的共通性において、トルコ系作家よりも少ないという。翻訳者としての活動も国民言語の異化作用よりも明晰性に関心が向かう理由となっている。両作家とも今後の「ドイツ文学界」を担う若手のホープとして高く評価されている。}, pages = {243--254}, title = {Identitat, Migration, Fremdheit, Zweisprachigkeit : Gesprach mit Marica Bodrozic and Terezia Mora}, volume = {14}, year = {2011} }