@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000319, author = {滝村, 雅人}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {特別支援教育については主として教育政策の中で取り上げられているが、その中心は小学校や中学校のレベルであり、大学等の高等教育機関での体制の整備は十分とはいえない現状である。発達障害を持つ学生は毎年確実に大学に進学して来るのであり、「発達障害者支援法」にいう、ライフステージに合わせた連続的支援という視点からすれば、高等学校以降でのこうした障害学生への支援体制は緒についたばかりであるといえる。拙論は大学等における実態調査からとくに四年制大学での取り組みについて現状を分析したものである。従来からの障害(身体障害等)への対応は随分進んできている。しかし発達障害については、従来型の障害学生への支援とは異なる方法が必要であり、その点では未だ不十分な状況にあるといえる。実態調査の結果からみると対応策を構築している大学はあるが、すべての大学でそれが構築されているわけではなく大学によって温度差があるのが現状である。したがって、大学としてこうした学生を受け入れるための方針や基準を作り、大学全体としての体制作りを日指すことが急務となってきているといえる。すべての学生の学ぶ機会を保障することが教育機関の責任であり、そのためのあらゆる手段を講じていくことが必要である。}, pages = {41--55}, title = {発達障害学生への支援}, volume = {15}, year = {2011} }