@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000321, author = {山田, 陽子}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {本稿は、中国の高等教育機関を一事例として、課外日本語活動および日本語教授方法の関連性から日本語教育上における教師に関する課題を検討するものである。大学の専攻日本語学習者に対するインタビューと質問紙調査、中国人教員とネイティブ(母語話者)日本語教員、大学生に対する参与観察を実施した。調査の結果、中国人教員が基礎知識、日本人教員がコミュニケーションや会話実践を重視するという両者の相違点を学生たちが認識していることが判明した。中国高等教育機関の日本語教育上の教師に関する問題として、教授能力、日本語能力、教授法情報の不足があげられている。このような教師に関する課題から、学生の日本語能力向上のためのひとつの方法として課外日本語活動を検討した。課外日本語活動から見えてきたことは、日本語能力向上のためにはネイティブ日本語教員の専門性と特性を生かした積極的な関与が重要なことである。課外日本語活動が正規授業を補強する役割を果たすためには、専門性の高いネイティブ日本語教員が企画段階から関与し、コミュニケーション能力とことばの運用力の育成をはかる教授方法の特性を最大限に生かすことが重要と考えられる。今後は、中国人教員に対することばの運用力育成のための実践的な研修の取り組みと高等教育機関内での日本語教員の専門的な人材養成が必要である。}, pages = {71--82}, title = {中国の高等教育機関における日本語教育と学習者の一側面 : 遼寧省の大学を事例に}, volume = {15}, year = {2011} }