@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00003296, author = {斉藤, 雄次}, journal = {人間文化研究, Studies in Humanities and Cultures}, month = {Jul}, note = {2015年に選挙権年齢の引き下げが決まり、これまでに高校生に対する政治教育として主権者教育が行われてきた。だが、選挙における投票率という点に注目するならば、主権者教育が必要となるのは高校生に限らない。また、既存の主権者教育は、成人が念頭に置かれる場合も含めて、選挙や投票への参加が強調される傾向にあり、代議制民主主義の抱える様々な課題を解決するものであるとは言い難く、主権者教育のあり方は、対象だけでなく、投票以外の政治参加の方法も含めて見直される必要がある。そこで、投票ではなく熟議に政治参加の契機を見出す熟議民主主義の議論、特にミニ・パブリックスに関する議論に注目し、政治教育の対象に成人を含めることの意義について論じる。また、熟議民主主義の実践の制度化とも関わりのある、代表者を抽選で選ぶという政治学におけるロトクラシーの議論にも着目し、あらためて熟議にもとづく成人に対する主権者教育のあり方について検討する。}, pages = {27--46}, title = {熟議にもとづく成人に対する主権者教育論の展開 : ミニ・パブリックスおよびロトクラシーの議論に着目して}, volume = {38}, year = {2022} }