@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000347, author = {Tsuchiya, Masahiko and 土屋, 勝彦}, journal = {人間文化研究}, month = {Dec}, note = {越境作家アン・コッテンは1982年アメリカのアイオワ州に生まれ、生化学者の両親とともに5歳でウィーンに移住した。2006年にウィーン大学でコンクレート・ポエジーに関する修士論文により学業を終えたが、すでに学生時代から詩作し始め、これまで6冊の著作を出版したドイツ語圏若手詩人のホープである。その自伝的な経緯からアイデンティティの揺れと内なる他者性を保持しつつ、シュタイナー学校での経験を語り、多くの作家たち、例えばハントケの「歩行における意識の流れ」やコロナトの「途方もないもの」に影響を受けたこと、詩作においては思想とポエジーの融合による「ことばの真理」ないし「トータルな詩的真理性」を求めていること、コンクレート・ポエジーとの関わり、詩の批評と実作との関係、詩のことばと政治のことばの乖離、さらには「文壇」における若手詩人たちの活動状況、現代詩の国際性について、詩的原理への志向、志賀直哉や遠藤周作などの日本近代文学作品に関する印象、英独詩の翻訳の諸問題、植物の心理的形態学というプロジェクト構想についてなど実作者としての詩学的論点を明らかにしている。}, pages = {201--216}, title = {Sinnliche Wahrnehmung, totale poetische Wahrheit, Algorithmus zum Ubersetzen, Literaturbetrieb, Projekt Botanik u.a. : Gesprach mit Ann Cotton}, volume = {16}, year = {2011} }