@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000360, author = {小島, 俊樹}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {若者の未就労状況が社会問題化しており、フリーター・ニート対策事業が地域若者サポートステーション(以下サポステ)によってはじめられている。この事業が成果をあげるには、高校連携することが必要であるが、現状では不十分であると思われる。そこで、この連携についての実態を解明するため、高校とサポステの双方にアンケートを実施した。高校での調査結果では、愛知県の専門科高校において、2010年度7月の就職希望者が3月の卒業時点で約6%減少し進路変更をしている。進路変更者のうち約3割は進路未決定のまま卒業し、そのまま放置されている。こうした事態にもかかわらず、サポステと連携している高校は1割に過ぎず、残りの9割は連携していない。連携しない理由としては、「高校で十分就職指導できているので必要ない」というのが一番多。もっとも、それと同程度「サポステがどういうものかよくわからず、どのように利用していいのかもよくわからない」という理由も多く、サポステの理解が広がれば連携の可能性は高いと思われる。サポステへの調査結果では、約8割近くが高校と連携している。連携数は、サポステの管轄エリアの大きさに比例している。連携内容は、到達段階を3段階にして分析すると、常時・定期的・「必要に応じて」という連携程度の度合いに比例して高段階に達しているサポステ数が増えている。また、連携の成功例とその要因について、その回答を到達段階別に整理すると、段階を追って連携を高める中で、高校との信頼関係が築くことができ、生徒の個人情報を共有化し、未就職者・離職者・中退者などへのアウトリーチに取り組むことができていることがわかった。それぞれの段階に到達できた要因を共有化することで、連携数を拡大することが今後の課題である。}, pages = {153--167}, title = {高等学校と地域若者サポートステーションとの連携}, volume = {17}, year = {2012} }