@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000363, author = {城, 浩介}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {介護保険法施行以降、それまで家族内で担われてきた介護が、家族の外部へ目に見えるかたちで社会化されるにつれ、「ケア」という言葉がなんの違和感を感じさせないほど日常生活に浸透してきた。しかし、「ケア」の言葉が流通すればするほど、その必要性をじゅうぶん意識していながら、漠とした広がりの中でたんなるサービス商品として消費されてしまう、そんな危惧がある。著者自身は知的障害者のケアに長らく携わってきた経験をもっている。それをもとに、数多くの先進的な取り組みを行っている高齢者施設、グループをルポルタージュで紹介し続けてきた。そして、行き着いたのが「ケア」の理論・理念化の試みである。「サービス商品」としての「ケア」の面だけでなく、人間の多様性と尊厳にもとづいた、児童、障害者、高齢者福祉に共通のそれを探ろうとしている。}, pages = {193--198}, title = {佐藤幹夫著『人はなぜひとを「ケア」するのか : 老いを生きる、いのちを支える』}, volume = {17}, year = {2012} }