@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000377, author = {稲垣, 亮子}, journal = {人間文化研究}, month = {Dec}, note = {本稿は,「多文化間コンピテンス尺度」作成のために実施した予備調査の結果を中心に報告するものである。「多文化間コンピテンス」とは,多文化共生社会におけるホスト側である日本人住民に必要とされる「対応」を定義したものである。多文化が共存する社会では,ゲスト側の適応のみならず,ホストの能動的な働きかけから質の高い相互作用を創造し,対人関係を良好に開始・維持することが求められる。そこで,コンピテンスの項目化には,異文化理解・接触に不可欠な「気づき」「知識」「スキル」がコンピテンスの背景に位置しているという観点,留学生の異文化適応に関する内容とチューター経験者の学習内容の観点を用いた。項目化の検討後,2種類の質問紙を作成し,約400名を対象とした調査を行った。その結果,性別と想定外国人カテゴリにおいてコンピテンスの差が認められた。また,因子分析の結果「積極的なコミュニケーションによる関与」「日本文化・習慣の手引き」「異文化への共感的理解」と解釈可能な3因子構造を得た。本稿で報告する予備調査の結果を基に,本調査で用いる項目の検討が今後の課題となる。}, pages = {193--212}, title = {「多文化間コンピテンス尺度」作成のための予備調査 : 結果報告を中心に}, volume = {18}, year = {2012} }