@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000385, author = {Tsuchiya, Masahiko and 土屋, 勝彦}, journal = {人間文化研究}, month = {Dec}, note = {1945年生まれのヴォーディンは、越境作家としての第一世代に属する作家であり、その作品には二つの文化間にあるアイデンティティの揺れ、異質性が主題化されている。2007年に亡くなった著名なドイツ作家ヴォルフガング・ヒルビッヒの妻としても知られる。ロシアからの避難民としてドイツで生まれ育ったが、ドイツ語は6歳の時に習い始めた。当初自分が越境作家であることの意識は薄かったが、その後ロシア語作品の翻訳家として、自分の出自であるロシア語・文化を再認識および再学習し、複数文化の創作者として1998年シャミッソー賞を受賞した。苦難に満ちた少女時代の自伝的作風から境界に生きるアウトサイダーとしての自我形成へ、さらに創作過程における文学言語への意識、都市ベルリンへの想い、社会主義と自由主義との葛藤、ドイツ東西問題など広範囲にわたって興味深い対話となった。著作としては7冊の小説と1冊の詩集がある。}, pages = {321--341}, title = {Interview mit der interkulturellen Autorin Natascha Wodin}, volume = {18}, year = {2012} }