@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000506, author = {Ishikawa, Hiroaki and 石川, 洋明}, journal = {人間文化研究}, month = {Jun}, note = {本稿では、大学における教職員向SH調査のデータを用いつつ、セクシュアル・ハラスメント(以下SHと略記)定義とその規定因、また、部局ごとのSH生起率の差と、それを規定する要因についての分析を試みた。SH定義では3因子が析出されたが、その分布については、性別、年代以外に、SHに関連する意識が規定することがわかった。部局については、最終的には規定因から外れた。生起率部局差の規定因については、データの限界により、SH定義と生起率との関連について特定できるモデルが成立せず、十分な結論を得るまでには至らなかった。だが、データの限界の裏側にある「声なき声」の存在について認識する機会が得られたことは、防止という面では有意義なことであった。なお、SH定義とSH生起の関連性をめぐって、SH定義の厳しさはホンネかタテマエか、ということについても若干の考察を試みた。今回のデータでは、定義と生起率についてのサブカテゴリーが部局という比較的大きな範囲であることもあり、より詳細な所属を勘案しなければ環境因としてのSH定義の影響の大きさを特定することは難しいであろうことが指摘された。}, pages = {17--32}, title = {セクシュアル・ハラスメントの構造的要因 : 大学教職員調査データの二次分析より}, volume = {19}, year = {2013} }