@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000771, author = {趙, 狄}, issue = {2}, journal = {オイコノミカ}, month = {Nov}, note = {中国地域経済の成長不均衡問題に関連する多くの先行研究では,沿海地域の地理的優位性や改革・開放の経済政策が成長不均衡の重要な原因であることが主張されている(例えば,Fleisher and Chen (1996), Jian, Sachs, and Warner (1996), Demurger et al. (2002)など).しかし,これらの先行研究では,経済政策がどのような経路で経済成長に影響を与えるのかついての議論が十分になされてはいない.そこで,本稿は中国の地域経済を研究対象とし,1978年以後に段階的或いは漸進的に実施されてきたと言われている改革・開放の経済政策がどのような経路で中国地域の経済成長に影響を与えるのかについて注目し,実証分析を行った.実証分析にあたっては,1978年から2000年までの期間において中国の各地域に実施された改革・開放の経済政策を数値化し,それが各地域の経済成長と市場化及び外国直接投資に与える影響に着目し,30 地域・2 期間のプールデータを用いて三つのモデルを推計している.その結果,これまでの中国地域経済成長は市場化と外国直接投資の二つの要因に影響されていること,および経済政策は主にこの二つの要因を通じて各地域の経済成長に影響を与えていることが確認された.}, pages = {19--33}, title = {中国地域経済成長における経済政策の役割}, volume = {46}, year = {2009} }