@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000787, author = {曽山, 典子 and 森, 徹}, issue = {4}, journal = {オイコノミカ}, month = {Mar}, note = {本稿では,傾きを同じくする線形の公共財限界評価曲線をもつ個人を想定し,Groves-Ledyard メカニズムの下で,彼らがNash 行動(Cournot-Nash 最良反応動学)に従ってメッセージの選択を行う場合,メッセージがNash均衡に収束し,Pareto効率的配分が達成されるための条件を,罰則パラメータγの範囲として導出し,この範囲の下限γCは,Groves-Ledyard メカニズムがsupermodurality を満たすための条件としてY. Chen が示したγ の閾値γSを下回ることを明らかにした.その上で,罰則パラメータγ を,0<γ<γC,γC<γ<γSおよびγS<γの3通りに設定した実験を実施し,どの設定においても,意思決定ラウンドの後半にはNash 行動が一般的となることを確認し,0<γ<γCと設定した場合にはNash 均衡へのメッセージの収束は期待できないが,γS<γと設定した場合のみならず,γC<γ<γSと設定した場合においても,大部分の実験セッションでNash 均衡へのメッセージの収束が観察されるという実験結果を得た.}, pages = {83--104}, title = {Groves-LedyardメカニズムにおけるNash均衡の達成可能性 : 実験研究}, volume = {46}, year = {2010} }