@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000793, author = {王, 洋}, issue = {2}, journal = {オイコノミカ}, month = {Dec}, note = {本稿では,Zhang(2003)による方法を地域に応用し,1997年~2006年までの中国におけるエネルギー消費の要因分析を行っている.この期間のエネルギー消費量の変化を全国の産出量の変化による影響(産出量効果),全国に占める省の産出量シェア変化による影響(地域構造効果),および省のエネルギー効率の変化による影響(エネルギー効率効果)の3つの要因に分解している.この要因分析によって次のような結果が得られた.産出量効果はすべての期間においてエネルギー消費を増加させており,時間に伴って増加していることがわかった.これは近年中国の経済発展が速いことが原因と考えられる.地域構造効果とエネルギー効率効果は,すべての期間においてエネルギー消費を減少させていることがわかった.そして,それらの効果は時間とともに減少していた.地域ごとにみた場合には,地域構造効果については,東部地域ではすべての期間でエネルギー消費を増加させる効果を持ち,中部地域と西部地域ではエネルギー消費を減少させる効果を持っていた.各省の傾向としては,東部地域で符号が変わる省が多少あり,中部地域と西部地域では一部の省で符号が変わるが,ほぼ期間を通じて効果は同じ方向である省が多い.エネルギー効率効果については,東部地域と中部地域ではエネルギー消費を減少させており,西部地域では1997年~2000年にはエネルギー消費を減少させ,2000年~2006年ではエネルギー消費を増加させていた.各省の傾向として,分析期間を通じて符号が変化する省が多い.}, pages = {1--17}, title = {中国の地域別による産業のエネルギー消費の要因分析}, volume = {47}, year = {2010} }