@article{oai:ncu.repo.nii.ac.jp:00000889, author = {Tsuchiya, Masahiko and 土屋, 勝彦}, journal = {人間文化研究}, month = {Jul}, note = {多言語話者であり越境作家のパイオニアでもあるスイス在住の作家イルマ・ラクサは、故郷を持たない移動作家として数多くの文学賞を受賞してきた。その文学的影響として、ドストエフスキーやチェーホフなどのロシア文学や、セルビア系ユダヤ作家ダニロ・キシュなど東欧作家たちの作品が大きかったという。その文体は音楽性に満ちた豊かな形象性を持つが、それは彼女が小さい頃から音楽に親しみ、異文化の中で暮らしてきた経験に由来しており、詩人としての形質が強い。受賞作品『もっと豊かな海』では、自身の文学的生い立ちを辿りながら、文学的足跡をエッセイと詩、散文の混淆した見事な名文で綴っている。翻訳者としての仕事もその創作に卓越した詩的情感と新たなポエジーを与えることになった。今回の日本滞在も彼女にとって大きなインスピレーションを与えており、その成果として日本をモチーフにした詩を生み出した。}, pages = {61--68}, title = {„Fliegende“ Identitäten, Interkulturalität, Übersetzung und Japan-Motive : Gespräch mit Ilma Rakusa}, volume = {21}, year = {2014} }